===========================              BAKP HD => HD 説明書              ============================                                    BAKP.EXE                                    Ver 3.33                                   2007/11/17                                     (c)Kuni ■■■ はじめに ■■■   ●拡張機能について    従来から有るファイル単位のバックアップ機能に加え新たにディスクを丸ごと    バックアップする機能を追加しました。    両機能は以下の様に表示します。     ・「基本機能」 従来からのファィル単位バックアップ     ・「拡張機能」 新たに追加されたディスク丸ごとバックアップ機能   ●この説明書の構成    BAKPには二通りのバックアップ方法が有ります。両方の説明が章分けして    記載してありますので、間違えないようお読み下さい。    この説明書は、      第一章 基本機能       1.初めてのBAKP       2.定期的に実施しましょう       3.復旧      第二章 拡張機能(HDD取外保管)       4.HDDは、取外して保管      第三章 拡張機能(HDD常時接続)       5.HDDは、常時接続 バックアップ       6.HDDは、常時接続 復旧    の合計6節で構成されています。   ●重要な注意事項     ・この注意事項は、取外したディスクを「再接続」する折の注意事項です。      「初めて」の接続・追加等では問題有りません。     ・NTシグニチャの一致するディスクを複数取付けて、ウインドウズ上で併用      する事は出来ません。      ウインドウズ起動前に、先ディスクのNTシグニチャをクリヤ(MBR問題      の解決)する必要があります。     ・先ディスクと元ディスクのNTシグニチャが一致する事例       ◆「拡張機能」「取外保管」を行った先ディスク。       ◆「拡張機能」「常時接続」後、「復旧操作」済先ディスク。     ・再接続の為に特段の操作を必要としない事例       ◇「標準機能」を行った先ディスク。       ◇「拡張機能」「常時接続」後、「復旧操作」をしていない先デイスク。      参考:標準機能では、NTシグニチャそのものは操作しません。         常時接続モードでは、復旧操作時にNTシグニチャを操作します。     ・NTシグニチャのクリヤ(MBR問題の解決)方法       1.先ディスク一台だけ取り付け、他のハードディスクは全部外します。       2.DOS のFDから起動します。         DOSが起動したら、キーボードから           FDISK /MBR [Enter]         と打ち込みます。         なお、[Enter]は文字のとおり打込むのではなく、[Enter]と書いて有         るキーを打って下さい。      以上で完了です。      参考:FDドライブを持たない機種では、作者HPからCDイメージを         ダウンロードし FreeDOS/V のCDブートでご利用下さい。         (BAKP取扱説明書先頭の「3.FreeDOS/V」を参照下さい)      参考:詳細は、「MBR問題解決説明書」を参照下さい。    説明     ・ウインドウズNT系OSでは、ハードディスクのMBRと言う部分に「NT      シグニチャ」と言う著名を書込みます。      XP迄は、レジストリの操作(MBR問題の自動解決)で済ませていたので      すが、ビスタでは「NTシグニチャ」も含めたバックアップが必要となりま      した。     ・BAKPの「拡張機能」では元ディスの「NTシグニチャ」を先ディスクに      バックアップしています。       取外保管モードではバックアップ時       常時取付モードでは復旧操作時      NTシグニチャ値を書込ます。     ・NTシグニチャ値が同一のハードディスクを接続しウインドウズを起動する      と、「同姓同名のハードディスク」によりOSが混乱します。     ・それを解決するため、再接続前に先ディスク側の「NTシグニチャ」のクリ      ヤをするものです。     ・ちなみにDOSやウインドウズ95/98/MEは、NTシグニチャをハー      ドディスクの管理に使用していませんので、同一NTシグニチャ値のハード      ディスクが存在しても問題無い様です。 ■■■第一章 ファイル単位のバックアップ■■■    基本機能では、ドライブをファイル単位のバックアップします。     (ドライブとは、C:,D:,E:等です)    添付のPDF版説明書と併せてご覧下さい。    説明:C:D:等のパーテーション単位のバックアップを行います。       ここでは、一つのパーテーションを「ドライブ」と表現します。       例:「C:ドライブ」等    説明:実際のバックアップを行う前に、「1.初めてのBAKP」、「2.定期       的に実施しましょう」、「3.復旧」と実施し、BAKPによるバック       アップ及び復旧が確実に行えることを事前に確認しておくと安心です。    説明:先ドライブの書込エラーが発生した場合は、先ドライブの初期化を行って       下さい。    注意:「3.復旧」を実施したドライブを先ドライブとして利用する場合、その       先ドライブは「1」の項目(初期化)から行って下さい。   ●PBR問題・MBR問題    領域確保及び初期化を元ドライブのOSで行い、「MBR問題を自動解決する」に    チェックを入れてBAKPした場合、これらの問題は発生しませんが、何らかの    問題が発生した場合の解決の為、添付の BAKPPBR.TXT, BAKPMBR.TXT に目を通し    ておくことをお勧めします。   ●注意事項     ・本説明書では、       「第一ドライブの第一パーテーションC:」から       「第二ドライブの第一パーテーションD:」へBAKPする場合      を基準に解説しています。      上記以外の環境では、サポート対象外となります。それなりのスキルが要求      される場合がありますが頑張って下さい。     ・ハードウェア及び作者開発以外のソフト      ハードウェア及び作者開発以外のソフトについては、作者が自己の環境で動      作確認をして記載していますが、完全な説明は困難ですし、説明に勘違いや      間違いが含まれる可能性が有ります。      操作に当たっては、OSの説明書や解説書等をお読みになり安全確実に「自      己責任」で実施してください。      また、これらについては、詳細なサポートは出来ませんのでご承知置きくだ      さい。     ・DOS起動FDの準備      ウインドウズXP等は、OS起動時に自分自身の起動ドライブ以外の「起動      可」フラグを解除するという、迷惑な機能を持っているようです。      解除されていると、先ドライブからウインドウズが起動出来ません。      解除されたフラグを戻し起動可とするため、FreeDOS/V やウインドウズME      等の起動フロッピー又は同フロッピのブータブルCDを準備しておく事を強      くお勧めします。     ・USBドライブ利用に当って      BAKxシリーズをご利用の方から「USBドライブ上で初期化したHDへ      の復旧で支障が出る」とのレポートを頂き下記の様な説明(「古い取扱説明      書抜粋」を参照)を記載していたのですが、最近購入したUSB−IDE変      換箱を利用して実験した所USBのまま初期化したHDを利用した場合でも      問題なくBAKPからの復旧が出来る事が解りました。      なお、これは私の環境でのみの確認です。レポートを頂いた方の様にUSB      で復旧に支障が出る場合も考えられますので、確実を期す場合は「事前に復      旧試験等ごで確認」又は「IDEで初期化したHDをUSBに取付」して下      さい。        参照:BAKxシリーズ落書帳又はその過去ログを参照下さい           URL = http://bakw.sub.jp/rakubakz/           [1919] USBドライブへのBAKPその2           [1902] USBドライブへのBAKP        参照:初期化方法の詳細は、下記URLを参照下さい。           URL = http://bakw.sub.jp/help/           エトセトラ        注意:特殊機能の有るUSB−HDDは、ファイルの保存方式がウイン           ドウズ標準と異なるようで、その為本プログラムでの先ドライブ           としては適合しません。USB−HDDを選択になるときは、標           準IDEと互換性のある記録方式の物をご利用下さい。           ちなみに、手持のLogitec LHD-PBB20U2 では、標準IDEと異な           る方法で記録されていました。        注意:USB−HDを開いて内部のHDを取出す行為は、危険を伴いま           すし、また、メーカ保証外の行為となります。           この件に関して、作者としては一切保証は出来ません。           あなたご自身の責任の元に、安全・確実に作業を行って下さい。      ==========================古い取扱説明書抜粋========================      ・USBドライブ利用の注意[重要]:       以下は、システムドライブの場合です。       データドライブの場合は、読飛ばして下さい        1.先ドライブの初期化は、必ず起動ドライブと同じインターフェイスに         接続して実施して下さい。        2.バックアップ時にUSBを使うことが出来ますが、その場合でも初期         化は、HD自体をIDEやSCSI等、現在の起動ドライブと同         じインターフェイスに接続して初期化する必要が有ります。        3.初期化完了後は、USBに戻してOKです。      ======================古い取扱説明書抜粋ここまで====================  ◆◆1.初めてのBAKP◆◆      基 本 機 能   ●先ドライブの準備(HDの初期化)     ・バックアップするに十分な容量のディスク(バックアップ先ドライブ)を、      計算機に取付けます。      IDEの場合は、プライマリ・スレイブ 又は セカンダリ・マスタ等空いて      いる所に取付けて下さい。      重要:かつて元ディスクからBAKPの拡張機能を行った事の有る先ディス         クで下記二項目のどちらかに該当するディスクを先ディスクとして接         続する場合。          ・取外保管モードを実施した事の有るデイスク          ・常時接続モードのディスクで、復旧操作(BAKPRES3)を実施した事           の有るディスク         ウインドウズ起動前に、「NTシグニチャ」のクリヤが必須となりま         す。残っていると下記の症状やその他のトラブルの元となります。          ( http://support.microsoft.com/default.aspx?kbid=249321 )         NTシグニチャを削除するのは簡単です。削除する該当ハードディス         ク一台だけ取付けた状態で、DOS のフロッピーを起動         FDISK /MBR [Enter]         と打込んで下さい。(元ディスクをクリヤしないよう注意!)         なお、[Enter]は文字のとおり打込むのではなく、[Enter]と書いて有         るキーを打って下さい。      参考:NTシグニチャを削除しておくと、新規のデバイスとして認識されま         す。      説明:BAKPの拡張機能では、NTシグニチャも同一になる様バックアッ         プします。同一のNTシグニチャのディスクが接続された状態でウイ         ンドウズを起動するのは、「危険」です。      参考:ノートパソコンの様に1台しかHDを取付けられない環境では、HD         を交換した後の初期化措置をウインドウズ起動用FD又はインストー         ルCDのブート機能を使って行う必要があります。この場合はGUI         では無くCUIになります。CUI環境に慣れない方には大変かと思         いますが、頑張って下さい。         なお、以下の説明はウインドウズ起動ドライブと同一のインターフェ         イスに先ドライブ用のHDを取付けた場合のGUI操作について説明         しています。     ・必要に応じてBIOSに新ドライブを認識させます。     ・プライマリ・マスターの元ドライブ(C:)からウインドウズNT/      2000/XPを起動します。     ・管理者権限でログインして下さい。     ・ディスクの管理ツールを起動して下さい。      管理ツールの起動方法      ウインドウズ NT 4.0       「スタート」           右クリック   注意!「右」です       「開く-All Users」        左クリック       「プログラム」          左ダブルクリック       「管理ツール」          左ダブルクリック       「ディスクアドミニストレーター」 左ダブルクリック      ウインドウズ 2000/XP       「マイコンピュータ」       右クリック   注意!「右」です       「管理」             左クリック       「ディスクの管理」        左クリック     ・新ドライブに既存の領域が有る場合は、一度全ての領域を解放します。     ・新ドライブに「基本領域」を確保し「初期化」します。      領域は、元ドライブと同容量又はそれより大きな容量を確保します。     ・初期化は、NTFSで行って下さい。      FAT、FAT32でもOKですが、ファイルシステム上の制限が有る為、      お勧めできません。FAT、FAT32は、ファイルシステムの制限を自己      解決出来る方のみご利用下さい。     ・初期化完了後、引続きディスク管理ツール上で該当ドライブを右クリック      し、新ドライブを「アクティブ」(起動可能)にします。[重要]    注意:先ドライブの「圧縮は無効」にして下さい。       NTLDR等が圧縮されると、ウインドウズが起動出来ません。    注意:先ドライブは、ベーシックディスクとしてご利用下さい。ダイナミック       ディスクはサポート対象外です。    注意:領域解放、初期化によりドライブの内容は全て消去されます。大切なデー       タは、事前に待避して下さい。    参考:バックアップするドライブがデータドライブの場合は、拡張領域でもOK       です。またその場合は、起動可能にする必用は有りません。   ●再起動     ・動作の確実を期すため、計算機を再起動してください。     ・管理者権限でOSにログインして下さい。   ●テストバックアップ     ・BAKPを起動し「基本機能 開始 >」ボタンをクリックします。      そのメニューに従って「MBR問題を自動解決する」のチェックを外しバック      アップして下さい。      BAKPで、ドライブを丸ごと新ドライブにバックアップします。     ・途中でエラーが出なければ、成功です。    注意:元ドライブ、先ドライブを間違わない様十分に注意下さい。       間違うと悲惨なことになります。充分念を入れて確認してください。    説明:テストバックアップでは「MBR問題を自動解決する」のチェックを外した       状態で実施し、BAKPの動作が正常に行われることを確認します。    説明:この状態でバックアップ先ドライブからの起動試験を行う場合は、FD起       動のDOSモード等でMBR問題を解決する必要があります。       MBR問題の解決は多少の手間がかかります。通常「2.定期的に実施し       ましょう」に記載のとおり、「MBR問題を自動解決する」の機能を有効に       してご利用下さい。   ●確認    ディスクの管理ツールを起動し、先ドライブが「起動可」になっているか確認し    て下さい。    説明:OSが悪さをするのでしょうか?       変更をしていないのに「起動不可」に変っていた事が有りました。       その場合は、「起動可」に再セットして下さい。  ◆◆2.定期的に実施しましょう◆◆      基 本 機 能   ●再起動     ・動作の確実を期すため、計算機を再起動してください。     ・管理者権限でOSにログインして下さい。   ●BAKPを起動し「基本機能 開始 >」ボタンをクリックします。    そのメニューに従ってバックアップして下さい。    BAKPで、ドライブを丸ごと新ドライブにバックアップします。    途中でエラーが出なければ、成功です。    注意:元ドライブ、先ドライブを間違わない様十分に注意下さい。       間違うと悲惨なことになります。充分念を入れて確認してください。    参考:定期的にこの項目「2.定期的に実施しましょう」を行ってください。    起動オプション:      /NOTKN 又は /特権無 とすると、SE_BACKUP_NAME 特権を取得しません。    参考:「MBR問題を自動解決する」にチェックを入れてBAKPしてください。       MBR問題が発生しないため、復旧時の手数が軽減されます。       このオプションを無効にしてBAKPした場合は、復旧時にMBR問題の       解決を行って下さい。    注意:ファイルセキュリティの設定されたドライブをBAKPの先ドライブとし       て利用する場合は、初期化が必要となります。       バックアップ先ドライブで書込エラーが発生する場合は、       「初めてのBAKP」の手順に従い、初期化してからご利用ください。   ●確認    ディスクの管理ツールを起動し、先ドライブが「起動可」になっているか確認し    て下さい。    説明:OSが悪さをするのでしょうか?       変更をしていないのに「起動不可」に変っていた事が有りました。       その場合は、「起動可」に再セットして下さい。  ◆◆3.復     旧◆◆      基 本 機 能   ●復旧用語の意味及び注意事項     ・元ドライブ      破損等により、利用しなくなった保存元のドライブ。     ・先ドライブ      BAKPでドライブ内容を保存されたドライブ。     ・FD      フロッピーディスク   ●データドライブの復旧     ・接続しているバックアップ先ドライブを、そのままご利用下さい。     ・NTFSファイルセキュリティ復旧      BAKP実施時に「NTFSのファイル・セキュリティをバックアップす      る」と言うオプションをセットしてバックアップした場合は、復旧ドライブ      のルートにBAKPREST.EXE と BAKPDATA.BIN の2つのファイルが作成されま      す。      BAKP時にオプションをセットしなかった場合は、これらのファイルは作      成されませんので、以下の処理は読飛ばして下さい。       NTFSのファイルセキュリティを復旧する場合は       1.復旧ドライブのルートに有る BAKPREST.EXE を起動         してセキュリティを復旧して下さい。       2.セキュリティ復旧完了後、ご用済になった BAKPREST.EXE を削除して         下さい。       3.BAKPREST.EXE によりログ(BAKPRLOG.TXT)が作成されている場合は、         ログをメモ帳等で確認の後、削除して下さい。     ・NTFSのファイルセキュリティの復旧が不要の場合       1.該当ドライブのルートにある BAKPDATA.BIN BAKPREST.EXE を削除して         下さい。     注意:ファイルセキュリティの設定されたドライブを先ドライブとして利用す        る場合は、初期化が必要となります。引続きBAKPの先ドライブとし        て利用する予定が有る場合は、「NTFSファイルセキュリティ復旧」        は実施しないで下さい。   ●システムドライブの復旧     ・元ドライブ(C:)を取外します。     ・先ドライブを起動ドライブとして取付けます。      プライマリ・マスタとして取付けて下さい。      SCSI構成のハードディスクでは先頭ドライブとして取付け、SCSI-IDも      オリジナルの元ドライブのIDを継承して下さい。     ・★推奨★ 起動ドライブ以外のドライブを全て取外して下さい。     ・「PBR問題」の解決      ハードディスクをバックアップしたOSで初期化した場合は、通常この操作      を行う必要は有りません。この項目は読飛ばして下さい。      ハードディスクの初期化をバックアップしたOS以外で行った方は、      「PBR問題の解決」が必要です。BAKPPBR.TXT 「PBR問題解決説明書」      を参照し、問題を解決して下さい。     ・「MBR問題」の解決      [MBR問題を自動解決する]のオプションを有効にして      BAKPした場合、特別な場合を除いてこの操作を行う必要は有りません。      この項目は読飛ばして下さい。      [MBR問題を自動解決する]のオプションを無効にしてBAKPした場合又は      その機能が有効にならなかった場合は、BAKPMBR.TXT 「MBR問題解決説明      書」を参照し、問題を解決して下さい。     ・取替えたドライブでウインドウズを起動します。      起動しない場合、取替えた先ドライブが「起動可(アクティブ)」になって      いない可能性が高いです。対策は、「起動しない場合」を参照下さい。      説明:ウインドウズは、パソコン所有者の許諾も得ず、勝手に起動フラグを         解除するという迷惑行為をする事があります。     ・ウインドウズが起動すれば、ほぼ成功です。     ・NTFSファイルセキュリティ復旧      BAKP実施時に「NTFSのファイル・セキュリティをバックアップす      る」と言うオプションをセットしてバックアップした場合は、復旧ドライブ      のルートにBAKPREST.EXE と BAKPDATA.BIN の2つのファイルが作成されま      す。      BAKP時にオプションをセットしなかった場合は、作成されませんので、      以下の処理は読飛ばして下さい。      NTFSのファイルセキュリティを復旧する場合は       1.復旧ドライブのルートに有る BAKPREST.EXE を起動         してセキュリティを復旧して下さい。       2.セキュリティ復旧完了後、ご用済になった BAKPREST.EXE をごみ箱に         入れて(削除して)下さい。       3.BAKPREST.EXE によりログ(BAKPRLOG.TXT)が作成されている場合は、         ログをメモ帳等で確認の後、削除して下さい。     ・NTFSのファイルセキュリティの復旧が不要の場合       1.該当ドライブのルートにある BAKPDATA.BIN BAKPREST.EXE を削除し         て下さい。     ・起動しない場合       1.起動ドライブがアクティブ(起動可)になっていない事が考えられま         す。         その場合は、FreeDOS/Vのフロッピーから起動し、以下の様にコマンド         を打込んで下さい。    FDISK /ACTIVATE:1         上記は、第一ドライブの第一パーテーションを起動可能にする場合で         す。他の環境の方は、FDISK /? として表示されるヘルプに従い操作         して下さい。         なお、FreeDOS/V 日本語版は、2005/10時点で私のHP又は珠洲氏の         HPからダウンロード出来ます。         (BAKP取扱説明書先頭の「3.FreeDOS/V」を参照下さい)       2.「MBR問題」の解決がきちんと行われていない事が考えられます。       3.他OSで初期化した場合等は、「PBR問題」が解決されていない事         が考えられます。       4.起動ドライブと異なるインターフェイスに取付けて初期化をしたHD         ではシステムの起動が困難です。       参考:「先ドライブの準備(HDの初期化)」を参照下さい。 ■■第二章 拡張機能(HDD取外保管)■■   ・添付のPDF版説明書と併せてご覧下さい。   ・拡張機能では、物理ディスクをセクター単位でまるごとバックアップします。     (物理ディスクとは、ハードディスク一個丸ごとの意味です。      物理ディスクは、番号で表示します。0番、1番等となります。      ドライブ表示のC:、D:等とは基本的に異なりますのでご注意下さい)   ・バックアップ時に「元ディスク全パーテーション」と同容量のパーテーションを    先ディスクに作成しながら、バックアップを行います。   ・先ディスクの容量が不足すると、バックアップに失敗します。   ・先ディスク内の各パーテーションサイズは、元ディスクと同一となります。   ・先ディスクのパーテーションサイズを、変更する事は出来ません。    注意:元ディスクと先ディスクは、併用できません。       処理終了後直ちにシャットダウンして下さい。    注意:元ディスクに欠陥セクタが有る等して読込み失敗した場合は、強行するか       中止するかのメッセージを出します。強行する事も出来ますが、ご利用に       なる方の判断で決定して下さい。       先ディスクに、欠陥セクタが有る物は利用できません。       セクタが読み書き出来れば、データの壊れたディスクもバックアップ可能       です。       (手元に欠陥セクタの有るディスクが無いため、動作試験は未実施です)    注意:拡張機能では、バックアップ速度向上の為70MB程度のメモリを使用し       ます。256MB以上のメモリを持つシステム環境でご使用下さい。    説明:ハードディスクは、0番1番等の番号で管理します。       ここでは、一つのハードディスクを「ディスク」と表現します。       例:「ディスク0」「1番ディスク」等      ・元ディスクに有効なパーテーションが検出された場合       バックアップは元ディスク先頭領域から使用領域最後迄行います。      ・元ディスクに有効なパーテーションを検出出来なかった場合       元ディスク全領域を丸ごとバックアップします。  ◆◆4.HDDは、取外して保管◆◆   〇準備    1.先ディスクに「未使用ディスク」又は「パーテーション削除済ディスク」を      取付けて下さい。(初期化等を行う必要はありません)      基本的に元ディスクと「同一メーカ」・「同一仕様」・「同一容量のディス      ク」を先ディスクに取付ます。      重要:かつて元ディスクからBAKPの拡張機能を行った事の有る先ディス         クで下記二項目のどちらかに該当するディスクを先ディスクとして接         続する場合。          ・取外保管モードを実施した事の有るデイスク          ・常時接続モードのディスクで、復旧操作(BAKPRES3)を実施した事           の有るディスク         ウインドウズ起動前に、「NTシグニチャ」のクリヤが必須となりま         す。残っていると下記の症状やその他のトラブルの元となります。          ( http://support.microsoft.com/default.aspx?kbid=249321 )         NTシグニチャを削除するのは簡単です。削除する該当ハードディス         ク一台だけ取付けた状態で、DOS のフロッピーを起動         FDISK /MBR [Enter]         と打込んで下さい。(元ディスクをクリヤしないよう注意!)         なお、[Enter]は文字のとおり打込むのではなく、[Enter]と書いて有         るキーを打って下さい。      参考:NTシグニチャを削除しておくと、新規のデバイスとして認識されま         す。      説明:BAKPの拡張機能では、NTシグニチャも同一になる様バックアッ         プします。同一のNTシグニチャのハードディスクが複数接続された         環境でウインドウズを起動するのは、「危険」です。      推奨:先ディスクが既使用ディスクの場合、事前に「領域の解放」を実施し         ておく事を強く推奨します。         先ディスク一台だけ取付けた状態(他のディスクは外して下さい)で         DOS起動フロッピーで「FDISK」−>「領域の解放」を行います。      参考:作者環境で、[元ディスクにシリアルATAの80GB」、「先ディ         スクにATA133の120GB」と全く異なる仕様のディスクを取         付け、テストを行いましたがビスタ/2000共に問題なく復旧出来         ました。    準備は以上で終了です。   〇拡張機能の起動    本プログラム起動時に「拡張機能 開始 >」と言うボタンが薄く表示されます。    このボタンからバックアップを実施すると、ディスク丸ごとバックアップが実施    されます。   〇バックアップ方法    1.BAKPを起動します(ウインドウズビスタの場合は管理者権限で起動)    2.「拡張機能 開始 >」ボタンをクリックし元ディスクをバックアップします。    3.「先ディスクは、取外して保管」を選択して下さい。      メニューに従い処理を進めて下さい。    4.終了後1分でシャットダウンします。      キャンセルも可能ですが、特段の問題が発生した場合を除き、必ずシャット      ダウンして下さい。    5.元ディスクを取外します。      先ディスクを先頭ディスクとして取付けます。    6.ウインドウズを起動します。      場合により、ウインドウズCDによる起動の修正が必要と表示される場合が      有りますが、その場合はメッセージに従って下さい。    7.ウインドウズ起動後CHKDSKを予約し、再起動します。    8.再起動後、ウインドウズのバックアップが正常に実施されたか確認します。    9.確認後、先ディスクは取外し大切に保管して下さい。   10.元ディスクを取付けて(戻して)完了です。 ■■第三章 拡張機能(HDD常時接続)■■   ・添付のPDF版説明書と併せてご覧下さい。   ・拡張機能では、物理ディスクをセクター単位でまるごとバックアップします。     (物理ディスクとは、ハードディスク一個丸ごとの意味です。      物理ディスクは、番号で表示します。0番、1番等となります。      ドライブ表示のC:、D:等とは基本的に異なりますのでご注意下さい)   ・バックアップ時に「元ディスク全パーテーション」と同容量のパーテーション    を先ディスクに作成しながらバックアップを行います。    (システムからパーテーションを見えない様、作成します)   ・先ディスクの容量が不足するとバックアップに失敗します。   ・先ディスク内の各パーテーションサイズは元ディスクと同一となります。   ・先ディスクのパーテーションサイズを変更する事は出来ません。    注意:元ディスクに欠陥セクタが有る等して読込み失敗した場合は、強行するか       中止するかのメッセージを出します。強行する事も出来ますが、ご利用に       なる方の判断で決定して下さい。       先ディスクに、欠陥セクタが有る物は利用できません。       セクタが読み書き出来れば、データの壊れたディスクもバックアップ可能       です。       (手元に欠陥セクタの有るディスクが無いため、動作試験は未実施です)    注意:拡張機能ではバックアップ速度向上の為、70MB程度のメモリを利用し       ます。256MB以上のメモリ環境でご使用下さい。    説明:ハードディスクを0番一番等の番号で管理します。       ここでは、一つのハードディスクを「ディスク」と表現します。       例:「ディスク0」「1番ディスク」等      ・元ディスクに有効なパーテーションが検出された場合       バックアップは元ディスク先頭領域から使用領域最後迄行います。      ・元ディスクに有効なパーテーションを検出出来なかった場合       元ディスク全領域を丸ごとバックアップします。  ◆◆5.HDDは、常時接続 バックアップ◆◆   〇準備    ・システムから見えないようにしているハードディスクをシステムに認知させる     のに「DOS」から行う方法と、「ウインドウズ」から行う方法が有ります。     システムがクラッシュしてからでは間に合いません。準備を忘れずに!    参考:なお、ここで言うウインドウズは、システムクラッシュ時に行う操作で       す。普段ご利用のウインドウズは、使えません。       VistaのDVD起動によるコマンドライン操作又はBartPE等の       環境を利用して下さい。(なるべくDOSの利用をお勧めします)    参考:別のウインドウズ      Vista       ウインドウズVistaをご利用の方は、VistaのDVDから起動し       「日本語」「コンピュータを修復する」「システム回復オプション」       「コマンドプロンプト」で、ウインドウズのコマンドプロンブト窓を利用       し、操作を行います。      XP       BartPEによるCDブートのウインドウズを事前に作成しておく必要       が有ります。GUI(マウス)で操作を行えます。      その他       他のパソコンのウインドウズに接続する方法も有効ですが、ウインドウズ       初心者の方は、お勧めできません。    ・FD起動環境をお持ちの方は、「DOS起動フロッピーの準備」をして下さ     い。     FDが無い環境の方は、「CDブートのウインドウズ及びメディアの準備」     をして下さい。    1.ご利用の環境に合わせ、下記「A」又は「B」のどちらか一つの方法をご準      備下さい。      A.DOS起動フロッピーを準備して下さい。        参考:「BAKPRES3.EXE」は、BAKPが作成します。(3.31以降)        参考:DOSの起動確認をしておくことをお勧めします。        参考:起動FDの作成方法          ・ウインドウズXP/Vista           FD初期化時にDOSの起動ディスクを作成するメニューが表示           されますのでそこを「チェック」して作成して下さい。          ・FreeDOS/V           作者及び珠洲氏のHPに FreeDOS/V がUPされています           のでそのFDを利用して下さい。           (BAKP取扱説明書先頭の「3.FreeDOS/V」を参照下さい)          ・その他           ウインドウズ95/98/MEの起動フロッピーをお持ちの方は           それも利用可能です。(日本語が表示されます)          ・日本語表示           表示は、日本語とローマ字を併記していますので、英語版DOS           でもOKです。        参考:フロッピードライブが無いパソコンに利用する場合は、ブータブ           ルCD、USBブート等の方法を利用して下さい。      B.メディアのの準備        USBメモリ等ウインドウズで認識するメディアを準備して下さい。        参考:「BAKPRES3.EXE」は、BAKPが作成します。(3.31以降)        参考:DVD/CD等によるウインドウズの起動確認と、そのウインド           ウズからメディアが認識出来るか確認しておくことをお勧めしま           す。    2.先ディスクに「未使用ディスク」又は「パーテーション削除済ディスク」を      取付けて下さい。(初期化等を行う必要はありません)      基本的に元ディスクと「同一メーカ」・「同一仕様」・「同一容量のディス      ク」を先ディスクに取付ます。      重要:かつて元ディスクからBAKPの拡張機能を行った事の有る先ディス         クで下記二項目のどちらかに該当するディスクを先ディスクとして接         続する場合。          ・取外保管モードを実施した事の有るデイスク          ・常時接続モードのディスクで、復旧操作(BAKPRES3)を実施した事           の有るディスク         ウインドウズ起動前に、「NTシグニチャ」のクリヤが必須となりま         す。残っていると下記の症状やその他のトラブルの元となります。          ( http://support.microsoft.com/default.aspx?kbid=249321 )         NTシグニチャを削除するのは簡単です。削除する該当ハードディス         ク一台だけ取付けた状態で、DOS のフロッピーを起動         FDISK /MBR [Enter]         と打込んで下さい。(元ディスクをクリヤしないよう注意!)         なお、[Enter]は文字のとおり打込むのではなく、[Enter]と書いて有         るキーを打って下さい。      参考:NTシグニチャを削除しておくと、新規のデバイスとして認識されま         す。      説明:BAKPの拡張機能では、NTシグニチャも同一になる様バックアッ         プします。同一のNTシグニチャのディスクが接続された状態でウイ         ンドウズを起動するのは、「危険」です。      推奨:先ディスクが既使用ディスクの場合、事前に「領域の解放」を実施し         ておく事を強く推奨します。         先ディスク一台だけ取付けた状態(他のディスクは外して下さい)で         DOS 起動フロッピー等で「FDISK」−>「領域の解放」を行いま         す。      参考:作者環境では[元ディスクにシリアルATAの80GB」、「先ディ         スクにATA133の120GB」と全く異なる仕様のディスクを取         付け、テストを行いましたがビスタ/2000共に問題なく復旧出来         ました。    準備は以上で終了です。   〇バックアップ方法    1.BAKPを起動します(ウインドウズビスタの場合は管理者権限で起動)    2.「拡張機能 開始 >」ボタンをクリックし元ディスクをバックアップします。    3.「先ディスクは、常時接続」を選択して下さい。    4.終了時シャットダウンは、好みに応じて選択又は解除してください。      メニューに従い処理を進めて下さい。    5.途中で復旧用 BAKPRES3.EXE 格納先を聞いてきますので、準備したFD等に      格納して下さい。    6.シャットダウンを選択した場合は、終了後1分でシャットダウンします。      参考:環境によりますが、ウインドウズ2000をご利用の場合、シャット         ダウンに時間がかかる場合があります。    以上でバックアップは終了です。  ◆◆6.HDDは、常時接続 復旧◆◆    常時接続を選択した場合、バックアップ先のディスクは、システムから認識され    ない様な形でバックアップされています。    これをシステムが認識する形にしなければ、ウインドウズが起動出来ません。    以下の処理を進めて下さい。   〇復旧方法    1.先ディスクは、プライマリマスターにする等、当初の元ディスクのポジショ      ンに取付けて下さい。    2.それ以外のハードディスク等は、全て外します。(重要)    3.ご利用の環境に合わせ、A,Bどちらかの方法で操作して下さい。      A.DOSからの復旧の場合(推奨)       「DOS起動フロッピーの準備」で作成したFDからDOSを起動しま       す。         BAKPRES3 [Enter]       とキーボードから打込んで下さい。       なお、[Enter]は文字のとおり打込むのではなく、[Enter]と書いて有る       キーを打って下さい。       あとは、メニューに従いYESなら「Y」、NOなら「N」とキーボードを       叩いて下さい。       オプション:BAKPRES3 /OLD 又は BAKPRES3 /DISK:3       /OLD とすると、拡張割込みを使わず従来形式でディスクアクセスを行い         ます。拡張割込みで処理に失敗した場合、旧方式で処理を再実施しま         す。通常、このオプションを指定する必要は有りません。       /DISK:3 とすると、「3」番ディスクについて処理を行います。         「3」は、0から9迄のディスク番号を指定して下さい。         オプション無しで、0番から9番迄の全ディスクをBAKPでバック         アップされたか調査します。通常、このオプションを指定する必要は         有りません。       参考:両オプションを併記する事が出来ます。例:BAKPRES3 /OLD /DISK:3      B.以下は、VistaのCD/DVD起動のコマンドプロンプトによる処        理例です。ご利用のウインドウズ環境により異なりますので、ご利用の        環境に合わせ読替えて下さい。        VistaのDVDから起動します。       「日本語」「コンピュータを修復する」「システム回復オプション」       「コマンドプロンプト」とたどりコマンドプロンプト画面を出します。        (管理者:x:\windows\system32\cmd.exe)        BAKPRE3.EXEを準備したメディアを挿入します。        コマンドプロンプトからBAKPRES3.EXEの有るドライブを指        定して以下の様に打込みます。         D:\BAKPRES3 [Enter]        上記は、BAKPRES3.EXE が D: ドライブに有る例です。他のドライブや        フォルダに格納してある場合は、ご利用の環境に併せて指定して下さ        い。        なお、[Enter]は文字のとおり打込むのではなく、[Enter]と書いて有        るキーを打って下さい。       オプション:BAKPRES3 /DISK:3       /DISK:3 とすると、「3」番ディスクについて処理を行います。         「3」は、0から9迄のディスク番号を指定して下さい。         オプション無しで、0番から9番迄の全ディスクをBAKPでバック         アップされたか調査します。通常、このオプションを指定する必要は         有りません。    4.フロッピーを抜き、ウインドウズを起動します。      場合により、ウインドウズCDによる修正が必要と表示される場合が有りま      すが、その場合はメッセージに従って下さい。    5.ウインドウズ起動後CHKDSKを予約し、再起動します。      (自動的にCHKDSKが起動する事もあります)    6.再起動後、ウインドウズのバックアップ及び復旧が正常に実施されたか確認      します。    これで、完了です。 ==EOF==