====================                MBR問題解決説明書                ====================                                    BAKP.EXE                                    Ver 3.33                                   2007/11/17                                     (c)Kuni ■MBR問題について   〇MBR問題    MBRとは、HD先頭領域に書き込まれるデータやプログラム領域の事です。    NT系OSではMBRに独特のマーク(NTシグニチャと言うらしい?)を書込    ます。    そのマークは役に立つ反面、バックアップ領域からの起動の障害ともなります。    そのマークに関してはOS製造メーカも問題点として認識し、自社HPでその旨    記載していますので、将来改善される事を期待している所です。 http://support.microsoft.com/default.aspx?kbid=249321   〇MBR問題自動解決    本プログラムでは、MBR問題を自動解決する機能が実装されています。    そのため、MBR問題が発生しない仕様となっていますが、その機能が有効に動    作しなかった場合、機能をOFFで利用した場合、機能を利用できないOS(ウ    インドウズNT)で利用した場合等にMBR問題を解決する事が必要となる場合    が有ります。   〇説明書記載内容について    本説明書では、AT互換機のC:ドライブにシステムが有る場合を基準に解説し    ています。C:以外にシステムがある場合、PC−9821シリーズをご利用の    場合等は、環境に応じて読替えて下さい。 ■準備  [先ドライブのMBR 問題を自動解決する]及び[元ドライブのMBR 問題を自動解決す  る]のオプションを有効にしてBAKPした場合、以下に記載された起動FD無しで  そのままバックアップ先から起動する事が出来ますが、何らかのトラブルが発生した  場合等の対策に利用可能ですので、起動FDを作成しておく事をお勧めします。   〇ウインドウズ起動FDの準備     ・復旧時に行う「MBR問題解決」の為、事前準備が必要です。     ・データドライブの復旧用には不要です。データドライブのみを利用する方      は、この項目を読飛ばして下さい。     ・下に1〜4迄の4つの方法を記載しています。どれか、お好みの方法で起動      FDを作成して下さい。      お勧めは、1番と、4番です。     1.ウインドウズ95/98/ME       ・ウインドウズ95/98/MEの起動FDを準備します。       ・お持ちでない場合は、ウインドウズ95/98/MEを起動して、作成        して下さい。         「コントロールパネル」         「アプリケーションの追加と削除」         「起動ディスク」        で作成します。       ・AT互換機では不要ですが、PC−9801/21シリーズをご利用の        場合は、NTSS.EXE(NTSigSet)も準備して置いて下さい。        (まりも氏作成の「W2KSGN」は、NTSigSetより使いやすくお勧めです)     2.ウインドウズXP       ・XPのFD用初期化メニューからDOS起動FDを作成して下さい。       ・私の作成したNTSSDOSV.EXE(NTSigSet)をそのFDに準備して        下さい。     3.AT互換機ウインドウズ2000       ・ウインドウズ2000では、DOS起動FDを作成するのにコツが必要        です。ベクター等にDOS起動FD作成用のフリーソフトが有りますの        で、それを利用する事をお勧めします。       ・私の作成したNTSSDOSV.EXE(NTSigSet)をそのFDに準備して        下さい。     4.無償公開されているDOS(FreeDOS/V)       ・FreeDOS/VのFDイメージををインターネットからダウンロードし、        起動フロッピーを作成します。       ・特徴:MBR問題の解決だけでなくNTFSドライブのアクティブ化も           可能。(コマンドライン操作:FDISK /ACTIVATE:)       ・BAKP取扱説明書先頭の「3.FreeDOS/V」を参照下さい。    参考:FreeDOS/Vイメージファイルをダウンロードする折りには、最新版の自己       展開形の利用をお勧めします。    参考:ウインドウズ2000でDOS起動ディスクを作成するには「起動ディス       ク作成for Win2k」が便利です。    参考:ファイル入手先       FreeDOS/V: http://homepage1.nifty.com/bible/fdos/ http://bakw.sub.jp/       NTSigSet: http://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se256265.html http://bakw.sub.jp/       起動ディスク作成for Win2k:             http://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se190904.html       W2KSGN:  http://hp.vector.co.jp/authors/VA012947/ ■「MBR問題」の解決  [MBR問題を自動解決する]のオプションを有効にしてBAKPした場合、以下の措  置は不要となります。  チェックをせずにBAKPした場合、機能が有効にならない場合等は、以下のうちど  れかの方法でMBR問題を解決(NTシグニチャのクリヤ)をして下さい。   〇ウインドウズ95/98/ME又は FreeDOS/V    起動FDを利用する場合    BAKP時、先ドライブに取付けたハードディスク一台だけを取付けます。    注意:他のハードディスクは、全て外して下さい。       他のハードディスクが取付けられていた場合の動作は保証致しかねます。    FDから起動し、MBRの書込をします。    >FDISK /MBR    以上で終了です。    参考:PC−9821シリーズでは、別途公開しているNTSS.EXE       (NTSigSet試用版)または、まりも氏作成のW2KSGNでMBR問題       の解決をして下さい。    参考:BAKP取扱説明書先頭の「3.FreeDOS/V」を参照下さい。   〇ウインドウズ2000/XPのDOS起動FD    を利用する場合    BAKP時、先ドライブに取付けたハードディスク一台だけを取付けます。    注意:他のハードディスクは、全て外して下さい。       他のハードディスクが取付けられていた場合の動作は保証致しかねます。    NTSSDOSV.EXE(NTSigSet試用版)を起動し、NTシグニチャを    00000000クリヤします。詳細はNTSigSetの取扱説明書をご参照下さい。 >NTSSDOSV    参考:NTSS.EXE, NTSSDOSV.EXEの利用法の詳細及び注意事項は、       NTSigSet試用版の取扱説明書を参照下さい。 ==EOF==