2001/07/20 Windows 2000 の BAKX について       Windows 2000 を複数インストールする方法 Part 2 システムドライブとしてBAKX/復旧 (c)Kuni 転載不可 ●「Windows 2000」(以下W2kと表記)は、OSの保護が厳重な為それ  が逆に災いして、バックアップ及び復旧が困難となっています。 ●W2kを別途インストールする事によりBAKX及び復旧が出来ましたので報告させ  て頂きます。 ●このテストでは、2つのW2kを利用しましたが、バックアップ及び復旧に利用する  作業用システム(第2パーテーション側)は、Win95B/98/ME等でも利用  可能です。 ●試験環境   ・計算機 AT互換機   ・CPU セレロン 500MHz   ・HDD    私の試験環境は、BAKX/BAKZと言う二つのバックアップツールを試験す    る為に複数のOSがインストールして有ります。    ATAPI UDMA66 HDD (QUANTUM 20GB)      1:2GB FAT16 Win95      2:2GB FAT16 Win98      3:2GB FAT16 WinME      4:残   FAT32 WinME    ULTRA SCSI HDD (QUANUTM 4GB)      1:2GB FAT16 W2k      2:2GB FAT16 W2k   ・ブートマネージャー    PC−9801では標準機能だったブートマネージャー機能がAT互換機には無    い為フリーソフトのMBMを利用させて頂きました。 ●BAKX   1.SCSIの第1パーテーションからW2kを起動し、SCSIの第1パーテー     ションをシステムドライブとしてBAKXしました。BAKXの保存先は、     ATAPIの第4パーテーションです。   2.一部のファイルがロックされているとのメッセージが出ますので、WinME     のEBD(エマージェンシー・ブート・ディスク)起動でBAKXを継続しま     した。   参考:起動FDは、Win95やWin98のFDでもOKです。   注: 私の環境では、FD起動とHD起動でドライブ名が変るため、作成された  _BKXLOCK.BAT をエディタで修正する必要がありました。      通常の環境の方は、FD起動とHD起動のドライブ名が同一となりますの      で、修正不要と思われます。 ●復旧   1.WinMEのEBD起動でSCSI第1パーテーションを初期化しました。     (Win95/98のFDでもOKです) 参考:第2パーテーションのW2k上 DISKMGMT.MSC により初期化した方が復旧が      簡単かもしれません。   2.初期化完了後、保存したBAKXデータをSCSI第1パーテーションに復旧     しました。   3.SCSIの第2パーテーションからW2kを起動し、第一パーテーションルー     トに有る _BKXRMEW.EXE を実行しました。   4.WinMEのEBD起動でSCSI第1パーテーションのルートに有る、    _BKXRMEX.EXE を実行しました。   5.W2kのCD起動でR修復・ブートセクタの修復を行いました。     「3」で実施したMEによる初期化の為、ブートコードがME用となっていま     す。それをW2k用にするものです。   参考:W2kが健全なうちに修復用のFDを作成しておくと安心です。 参考:「3」の処理で、第2パーテーションのW2k上 DISKMGMT.MSC により初期      化した場合は、この処理は不要です。   6.SCSIの第1パーテーションから起動し、BAKXの最終処理を実施しまし     た。   7.無事W2kが復旧している事を確認しました。